水虫
「足の指の間がジクジクしてかゆい」「かかとがガサガサして皮がむける」「薬を塗ってもなかなか治らない」
それは水虫かもしれません。
水虫は皮膚に白癬菌(はくせんきん)という真菌(カビ)の一種が感染して起こる病気です。
主に足に発症するため「足白癬(あしはくせん)」とも呼ばれます。
男性に多いイメージがあるかもしれませんが、女性や高齢者にも起こりえます。
医師が顕微鏡検査を用いた診断をしたうえで、症状に応じた治療を行っています。
原因
原因は、白癬菌という真菌です。
湿気を好み、高温多湿の環境で繁殖しやすいため、日本では特に夏にかかりやすくなります。
白癬菌は以下のような場所で感染する可能性があります。
- 家族間での共用スリッパやバスマット
- 公共のシャワー室、ジム、温泉、プール
- 靴の中が蒸れる環境(長時間の革靴やブーツ)
ただし、菌が皮膚についてもすぐに発症するとは限りません。
症状
水虫にはいくつかのタイプがあり、症状もそれぞれ異なります。
| 種類 | 症状の特徴 |
|---|---|
| 趾間型(しかんがた) | 足の指の間が白くふやけ、かゆみやただれがある。 臭いが強いことも。 |
| 小水疱型(しょうすいほうがた) | 足の土踏まずや側面に、小さな水ぶくれができる。 かゆみが強い。 |
| 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた) | かかとや足裏の皮膚が厚くなり、ガサガサと粉を吹く。 かゆみは少ない。 |
| 爪水虫(爪白癬) | 爪が白く濁ったり、ボロボロになる。 進行すると爪が変形しやすい。 |
▶️ かゆみがないタイプも多く、乾燥や加齢と思って放置されることもあります。
見た目で判断せず、気になる方は一度診察をおすすめします。
検査と診断
当院では、白癬菌の有無をその場で確認できる顕微鏡検査(KOH法)を行っています。
- 患部の皮膚や爪の一部を少量採取し、数分で検査が可能
- 肉眼では判断が難しいケースでも、菌の有無を確認してから治療を始めることができます
治療法
塗り薬による外用療法(外用抗真菌薬)
- 初期〜中等症の水虫には塗り薬での治療が一般的です
- 毎日1回、患部とその周囲に広めに塗ることがポイント
- 症状がなくなっても目安として1〜2ヶ月は継続することが大切です
▶️ 一度良くなったように見えても、菌が残っていると再発しやすいため、自己判断で中断しないことが重要です。
飲み薬(内服抗真菌薬)
- 爪水虫や広範囲の足水虫では、内服薬による治療を行うことがあります
- 血液検査を行い、肝機能などを確認しながら安全に治療します
▶️ 爪水虫は根気のいる治療になりますが、症状に合わせて治療法を選択していただけます。
よくある質問
Q1. 水虫は自然に治りますか?
A1. 基本的に、自然には治りにくいです。
適切な治療を受けることで、症状の改善と再発予防が可能です。
Q2. 家族に水虫の人がいます。うつりますか?
A2. 皮膚に白癬菌がつくことでうつることがあります。
バスマットやスリッパの共有には注意し、足を清潔に保つことが大切です。
Q3. 爪が白くなっているのですが、水虫ですか?
A3. 爪水虫の可能性がありますので検査をおすすめします。
