首イボは自分で取れる?軟性線維腫の原因や皮膚科での治療・治療費について

  • 首のイボが目立つようになってきた
  • イボがあると思うと、人の目線が気になる
  • 服を着るたびにイボが当たって違和感がある

実は、最近「首イボ」に関してお悩みの方が増えていますね。一之江駅前ひまわり医院では首イボに関する診断・治療も幅広く行っております。

首イボ(軟性線維腫)とは?

首にできるイボのことをよく総称して「首イボ」と表現しますが、もちろん医学的な正式名称ではありません。多くは「軟性線維種(なんせいせんいしゅ)とその類疾患」です。

首のまわりやワキ・足の付け根に出てきやすい、柔らかい良性腫瘍です。厳密に分類すると

  • アクロコルドン・スキンタッグ: 首やワキにでてくる2~3mmの糸状の腫瘍が多発したもの。
  • 軟性線維腫: 体幹にでてくるやや大きなもの(直径1㎝くらい)
  • 懸垂性線維種(けんすいせいせんいしゅ): さらに巨大になり皮膚面から垂れ下がるもの

にわかれます。(参照:あたらしい皮膚科学「軟性線維腫」

首イボ(軟性線維腫) の原因は?

これらの「首イボ」ができる原因は次の通りです。

  • 加齢変化: 年齢が重なるほどできやすいことがわかっています
  • 服やアクセサリーなどの摩擦: 皮膚の刺激が多い部分にできやすくなります
  • 紫外線: 日光にあたっているほどできやすくなります

また、女性の方や肥満の方にできやすいこともわかっています。軟性線維腫の場合、ウイルス性のものではなく、がんになる可能性も極めて低いです。しかし、悪性になりやすいかどうかは一度ダーモスコピー(皮膚を診る専用の拡大鏡)で診てもらったほうがよいでしょう。

首イボ(軟性線維腫) の 症状は?

首イボで痛みがでることはほどんどありません。しかし、大きくなると衣服でこすれて痛みが出たり、菌が入ると赤くはれることがあります。

治療ができることを知らず、長年ずっと露出したまま「仕方ない」と考えている方も多いです。そのため、なくなるとかなり喜ばれる疾患でもあります。

首イボ は自分で取れる?

首イボは自分で取れるのでしょうか。結論から言うと「自己判断で取ろうとするのは非常に危険」と言えます。それには3つの理由があります。

① 「首イボ=軟性繊維種」ではないから

明らかに軟性線維腫の場合は放置しても問題ありませんが、「首イボ=軟性線維腫」ではありません。例えば、首イボがウイルス性のものだった場合、自己判断で刺激すると周りに移ることがあります。(悪性腫瘍の場合はなおさらですね)

一度、きちんと診断してもらったほうが安全といえます。

② 自己処理でさらに悪化することがあるから

自分で何とか取ろうとハサミで切ろうとしたり、クリームをつけたりして様子を見る方がいます。

非常に茎が小さく取れるものもあるかもしれませんが、かえって出血したり感染したりか炎症をおこしたりして、悪化させて来院するケースもしばしば見られます。

自己処理して悪化したのを治すほうが治療が難渋しやすく、余計時間がかかることも。自分で治療するよりもクリニックで治すほうが安全で確実です。

③ 医学的な効果が乏しい商品が多いから

首イボのクリームなど市販薬が多くありますが、保険適応になっていない通り、その多くが効果が実証されたものではありません。

クリームを使うことで「治らなかった」「かえってかぶれてしまった」という声もよく聞きますので「市販薬で様子を見よう」というのはあまりおススメしません。

首イボ(軟性線維腫)の治療や治療費は?

首イボの治療は大きくわけて3つあり、患者さんの状態に合わせてオススメする治療内容が変わってきます。

① 液体窒素による冷凍療法(保険診療)

イボの部分に超低温(-198℃)の液体を綿棒で当てる治療です。ひりつくような痛みがありますが「ちょっとピリッとするくらい」とよく言われます。

かさぶたのように黒くなってから、お風呂に入っているときにポロっととれる印象です。大きさによって何回か治療が必要になります。

イボが大きい場合は、炎症後色素沈着を起こすこともあるので、患者さんに合わせて色素沈着に対してもアフターケアを行っております。

黒くなってなかなか取れない部分については、ハサミによる切除も組み合わせて行います。

液体窒素による治療費は診察料など合わせて1回1000円程度です。

② 手術による切除療法(保険診療)

イボの根本からメスで切り取り、傷口を縫う方法です。1㎝以上の大きなイボは液体窒素や後述するレーザー治療よりも傷跡が残りにくいでしょう。

なかなか液体窒素で難渋する部分は手術治療の対象になるでしょう。

当院では、あらかじめ診療時間外の時間枠を設けて手術対応しております。事前の診察でカウンセリングを行いますので、希望される方はその旨をお伝えください。

手術の治療費はサイズや場所によって大きく異なりますが、診察料もあわせて5000円~10000円くらいになるのが一般的です。

③ CO2レーザーを用いる方法(自費・当院では行っていません)

炭酸ガスを使ったレーザー治療器を盛り上がったイボにあててイボを削ります。液体窒素よりも治りやすい反面、保険診療ではないので高額になりやすいのがデメリットです。

医療機関やイボのサイズによって前後しますが、診察や検査料を合わせて1万円~2万円に設定している医療機関が多いです。当院では行っていないので、ご注意ください。

まとめ

以上、首イボ(軟性線維腫)について説明していきました。まとめると

  • サイズによって異なるが、良性腫瘍であることが多い。ただし、一度診察して確定する必要があります。
  • 首イボは自分でとるとかえって危険であることも多く、クリニックや医療機関での治療のほう無難。
  • 首イボ治療には「液体窒素」「手術」「レーザー治療(自費)」などがあり、徐々に高額。

となります。患者さんの要望や治療の経過を含めて、丁寧にカウンセリングさせていただき、方針を決定いたします。長年首イボで悩んでいた方は、ぜひ気軽にひまわり医院にご相談ください。

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【この記事を書いた人】 
一之江ひまわり医院院長の伊藤大介と申します。プロフィールはこちらを参照して下さい。

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