新型コロナウイルス感染症について【症状・臨床経過・濃厚接触】

(*このページは2021年4月4日に更新しました)

中国武漢から全世界に発生した変異したコロナウイルスによる感染症です。
一般的には飛沫感染、接触感染で感染します。閉鎖した空間で、近距離で多くの人と会話するなどの環境では、
咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあるとされています。

新型コロナウイルス感染症の臨床経過

感染から約5日間(1-14日間)の潜伏期間を経て、風邪のような症状(発熱、咳、のどの痛み、鼻水)や体のだるさが出てきます。特に発熱が軽度でも、倦怠感が強いことが特徴です。5%~10%の方で嘔吐や下痢など消化器症状が中心になることもあります。17%が味覚障害、15%は嗅覚障害を伴います。(全員が嗅覚・味覚障害を起こすわけではありません)

ふつうの風邪やインフルエンザ、急性胃腸炎では、発症3~4日目までをピークに改善傾向になりますが、新型コロナウイルス感染症では、それらよりも症状が長く経過するという点で異なります。

症状が7日前後続いたのち、80%は自然に軽快しますが、20%は肺炎を合併します。発症7日以内のタイミングで肺炎に至ることもあり、特にお年寄りの方基礎疾患がある方妊娠中の方は注意が必要になります。

自宅療養中の家族内感染の予防策
感冒様症状・新型コロナウイルス感染症疑い・軽症の陽性の方

1、 症状がある患者さんは、1-2週間は自宅療養を行い、仕事は所属される会社と電話で相談をしてください。自宅ではできる限り家族との接触を避け、食事や寝室、療養する部屋もわけましょう。看病が必要な場合は、看病する人を限定し、可能な限り、持病がある方や妊娠中の女性には看病させないほうがよいでしょう。

2、 患者さんと家族はタオルを共有せず、別のものを使いましょう。 患者さんの入浴は最後にしましょう。

3、 療養する部屋から患者さんが出る時は、マスクをつけ、部屋を出る直前に15秒以上のアルコール手指消毒をしましょう。(石鹸手洗いでも問題ありません)

4、 患者さんが触った箇所(ドアノブや手すりなど)は、アルコール消毒をした紙でふき取り、ふき取った紙はすぐにゴミ箱に捨てましょう。消毒用アルコール以外にも次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤など)でも問題ありません。

5、 定期的に部屋の窓を開けて換気しましょう。(目安は1-2時間に5-10分程度となります)

6、 患者さんが使った衣類やシーツを選択する際は、手袋とマスクをつけて洗濯物を扱い、洗濯後には十分に乾燥させましょう。

7、 患者さんが出すゴミはビニール袋等に入れ、しっかりと口をしばって密閉してから部屋の外に出しましょう。ゴミを扱った直後は手洗いをしっかりしましょう。
参考:一般社団法人日本環境感染学会ホームページ 

Q&A

Q: 新型コロナウイルスPCR検査は当院(ひまわり医院)でもできますか?

A: 新型コロナウイルスPCR検査(鼻腔法・唾液法)を行うことはできますが、発熱外来の時間でしっかり分けて行っております。(当院の職員含めて厳重にチェックしており、2021年4月現在PCR陽性の方は職員内におりません)「ちょっとでも疑わしい」と思ったら、症状で振り分けさせていただきますので、必ずお電話をいただき、指定された時間にご来院いただくようお願い申し上げます。

Q: 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人や死亡する人はどれくらいですか?

A: 新型コロナウイルス感染症と診断された人のうち、重症化する人の割合や死亡する人の割合は年齢によって異
なり、高齢者は高く、若者は低い傾向にあります。
重症化する割合や死亡する割合は以前と比べて低下しており、2020年6月以降に診断された人の中では、
・重症化する人の割合は 約1.6%(50歳代以下で0.3%、60歳代以上で8.5%)、
・死亡する人の割合は 約1.0%(50歳代以下で0.06%、60歳代以上で5.7%)となっています。
(2021年3月時点の厚生労働省の発表による)

Q: 新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性がある期間はいつまでですか?

A: 新型コロナウイルスに感染した人が他の人に感染させてしまう可能性がある期間は、発症の2日前から発症後
7~10日間程度とされています。また、この期間のうち、発症の直前・直後で特にウイルス排出量が高くなると考えられています。
このため、新型コロナウイルス感染症と診断された人は、症状がなくとも、不要・不急の外出を控えるなど感染
防止に努める必要があります。(新型コロナウイルス診療の手引き 4.2版による)

Q: 新型コロナウイルスの変異株についてわかっていることはなんですか?

A: 現在、従来よりも感染しやすい、重症化しやすい可能性のある変異株(※1)や、ワクチンが効きにくい可能
性のある変異株が世界各地で報告されています。
日本では、変異株のクラスターが複数報告され、海外とのつながりがない事例も継続して確認されていますが、
地域で広く流行している状況ではありません。(2021年3月時点の厚生労働省の発表による)
当院のPCR検査では、変異株についても検査ができることを確認しておりますが、検査されたい方は必ず事前にお電話ください。

Q: 濃厚接触者に自分があたるのか知りたい。濃厚接触者になったら検査してもらえますか?

A: 「濃厚接触者」とは、患者の感染可能期間内(発症日の2日前から、診断後に隔離などをされるまでの期間)に、接触した者の内、次の範囲に該当する人とされています。

  1. 患者と同居、あるいは長時間の接触(車内・航空機など)があった人
  2. 適切な感染防護なしに患者を診察、看護もしくは介護した人
  3. 患者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い人
  4. その他、手で触れることの出来る距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策(マスクなど)なしで15分以上接触があった人(周辺の環境や接触の状況等個々の状況から患者の感染性を総合的に判断する)

 (国立感染症研究所「積極的疫学調査実施要領」より)

濃厚接触者の方も検査することはできますが、保健所に事前に問い合わせいただき、お電話いただけますようお願いいたします。(発熱外来の時間帯に行っております)

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